セカンドライフが日本で流行らない5つの理由


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「今年はセカンドライフが来る!」なんて、インターネット界の一部では盛り上がっている様だが、個人的には、多分、盛り上がらないと思っている。今回、その理由を考えて、5つの視点でまとめてみた。

セカンドライフが日本で流行らない5つの理由その1
人が集まらない!

特に10代、20代が携帯電話文化の日本においては、PCでネットに接続するユーザーさえ、ままならない状況である。ましてや、10代、20代のユーザーが、セカンドライフに進出するモチベーションが少ないのではないだろうかと予想される。「インターネット=PC文化」という定義が定まっているアメリカと違い、「インターネット=PC&携帯」という文化圏である日本と比較して、セカンドライフという重いコンテンツが、非力で尚且つ、多種多様なブラウジング構造を持つ日本の携帯電話に、セカンドライフ側から対応するとは考えにくい。よって、携帯中心の10代、20代の若年層が、セカンドライフのユーザーとして飛躍的に伸びるとは考えにくい。

セカンドライフが日本で流行らない5つの理由その2
単価が安い

商売単価が安いセカンドライフ内だけで、商品やサービスを、どれだけの数を販売できるのかが勝負となる。だが、広告であれ、物販であれ「人が集まらなくては商売は成り立たない」その上で、考察すると、そもそもリアルで100円で販売していたものが、セカンドライフ内では、10円以下で販売するイメージである。1万円を儲けるのに100ヶの販売がリアルで必要であれば、セカンドライフ内では、1000ヶの販売が必要となる。人が集まらない上に、販売個数も伸びないのであれば、商売としての旨みが少ないと想定される。

セカンドライフが日本で流行らない5つの理由その3
画像が鮮明でない

これは、客観的に良く言われる事であるが、「セカンドライフって画像が鮮明ではないですよ、ね?」っていう声。これは、日本人特有の事かもしれないが、高画質の画像に慣れてしまった日本人にとっては、セカンドライフの画像は、どう考えても低質であると言わざる得ない。高画質にすれば、いくらブロードバンド環境といえど、動きがにぶくなるという痛し痒しの部分があるが、一般のネットゲームと比較しても、画像の悪さによる魅力半減の感じは否めないだろう。

セカンドライフが日本で流行らない5つの理由その4
クリエイティブに時間がかかる

今まで人類が制作したあらゆるクリエイティブデータが、セカンドライフ内では使用ができない。例えば、建物や車とまでは言わないが、プラモデルのCADデータなどが使用できれば、凄く面白い展開になると思うのだが、どうも、そうではないらしい。そうするとマニアックなクリエイターが、セカンドライフの住民にはなるが、一から何かを制作する際、クリエイティブの時間がかかる。もしくは、外注すると、それなりに費用がかかるという事になる。

セカンドライフが日本で流行らない5つの理由その5
クレジットへの不安

「地獄の沙汰も金次第」という事もあるが、何かをしようとすると小額でもお金が必要となってくる。一番簡単な方法としては、やっぱりクレジットカードでリンデン社に入金して、リンデンドルを購入するのが、てっとり早い。(セカンドライフ内でアルバイトをするという手もあるが・・・)すると、どうしてもクレジット決済をしなければ、ならない。国内のサイトやサービスなら、抵抗がない方も多くなってきていると思うが、海外サイトで、英語で決済をするという事に対して、はたして、どれだけの方々が抵抗なくできるのだろうか。そこは、大変疑問な部分だ。

以上、僕が現時点で「セカンドライフが日本で流行らない」と思う理由である。当然、インターネットの発展の為に、頑張って欲しいものだが、過度の期待をかけるのは、どうか?と思う。そ、言えば、2003年、2004年頃、韓国で大流行のアバターが日本でも流行る!という時流があったが、蓋を開けてみると、アバターも、そこそこだったわけで、韓国程、日本でアバターは流行らなかった時がある。さて、今度は・・・やっぱり、疑問だ。








  • 2007.03.02 Friday
  • WEBマーケティング
  • 18:29
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  • -
  • by mark403

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  • 2007/03/03 11:46 AM