何度でも繰り返し読める発想法の良書


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アイデアにつまることなんて、沢山ある。
企業でも、個人の生活でも、課題だらけ。

「売上をもっとあげるのには?」「部下にもっと頑張ってもらうには?」「残
業を無くすには?」「ライバル会社に勝つには?」「来月、社長プレゼンがあ
るのだが?アイデアが浮かばない?」「新商品のアイデアが沸かない?」など
など。

当然、ボクにも課題はある。もっと、もっと発想を変えて、アイデアがドンド
ン出る様にして、今の課題を解決したいものである。

で、昨日、本屋で色々と探して出会ったのは「発想の道具箱」という本である。
作者の中島孝志氏は、なんと、本を180冊書いている売れっ子作家。年間3000
冊の本も読破しているらしい。(すみません、知りませんでした)


 


その本の「はじめに」に、こういうくだりがある。


(引用)

「仕事ができる人の違いがいったいどこにあるか?」と聞くと、「能力とやる
気、努力ですよ!」と答える人が多いが、実はそうじゃない。道具を使いこな
しているかどうか……にあるのだ。

(中略)

いい仕事をするにはやっぱり「いい道具」は欠かせない。土を掘るなら手より
シャベルのほうが便利だし、ブルドーザーを使えばもっと楽に、もっと大きな
成果をあげれることもできる。いまのあなたは懸命に手で掘っている。労多く
して益少なしだ。シャベルを使おう、ブルドーザーを使いこなそう!ありがた
いことに道具は人を選ばない。だれがやっても、どこでやっても、いつやって
も、まったく同じ成果が得られる。もちろん、あなたにだって…。

(ここまで)

そう、作者は、ここでいきなり、専制パンチを食らわしている。アイデアが出
ないのは、あなたが悪いのじゃない。道具の使い方を知らないからだ。と。

そして、この本の本文に書かれている発想法が実に面白い。普通、この手の本
は、アイデアは、何かを足せ、何かを引け、何かをかけろ、何かを割れ、時間
を変えろ、一旦寝ろ、歩いたら良いとか、そんな予想できる範疇のことが多い
が、この本の発想法は、当然、これらのことも書いてあるが、それ以外も、実
例に基づいた奇想天外な発想法が書かれているので、実にためになる。

何故?何故?何故?何故?何故?と5回繰り返す、トヨタのカイゼンの基礎と
か、ヒット商品の逆を考えろ!という、リバース発想法。同じ事でも筋を読め
と教えるリニア発想法とか、具体例もあり非常に面白い。

中でも、ボクの一番のお気に入りは「しりとり発想法」。

これは筆者の友人で「ガキの使いやあらへんで」「SMAP×SMAP」「ぐるナイ」
の放送作家の安達元一さんのアイデアの出し方らしい。

方法を引用すると、こうだ。

(1)ノート、手帳、画用紙、ホワイトボードなど、とにかく書けるものを用
意する。
(2)テーマを書き込む。(たとえば「新しいドリンクを開発する」としよう。)
(3)テーマ(のキーワード)の最後の文字に注目する。
「ドリンク」−「クルマ」−「マンガ」−「カミ」−「ミリオネア」…という
ようにしりとりをする。
(4)「ドリンク×それぞれのキーワード」から発想するものをあげる。
たとえば「ドリンク」と最初のしりとりキーワード「クルマ」を考える。「ド
リンク」と「クルマ」を組み合わせたらどうか?「ドライバー専用の飲み物」
「運転するときに飲むと目がぱちっとする」という具合である。
(5)もしアイデアがでなければどんどんしりとりをすればいい。
「ミリオネア」から発想すると、「飲むと億万長者になれる飲み物」「億万長
者の好きな飲み物」「1億円の懸賞付きの飲み物」…というアイデアが浮かぶ。

という。また、この方法は、ひとりでも、複数人数でもできる。


さて。
この発想にしても、この本に書かれた発想法のひとつにしか過ぎない。
ひとつの事にこわだっている事がナンセンスであり、ひとつのことで事足りな
いのであれば、幾通りでも試したら良いではないか?という事を、この本は教
えてくれる。

また、アイデアは沢山出すに越したことがないのだから、
10個のアイデアの中から1個選ぶよりも、100個のアイデアの中から1個選ぶ
方が良いものができるし、それよりも1000個のアイデアの中から1個選ぶ方が
良いものができるはずである。

であるならば、論点を良いアイデアを出すにはというよりも、簡単に1000個の
アイデアを作り出す作業方法に絞り込んだ方が解りやすいと思う。
そんなことが解る本であった。

いやぁ〜、この本は、ビジネスマンが繰り返し読める本だ。


JUGEMテーマ:ビジネス








  • 2010.12.09 Thursday
  • LifeHack-書籍
  • 14:53
  • -
  • -
  • by mark403